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高専の推薦入試|合格条件は9教科。落ちた我が家と受かる人のちがい
高専受験 📅 (更新:) ✏️ めぐりん

高専の推薦入試|合格条件は9教科。落ちた我が家と受かる人のちがい

先に、我が家の結果を書きます。

娘は、高専の推薦入試で不合格でした。

そのあと学力入試を受け直して合格し、いま高専に通っています。だからこの記事は、成功談ではありません。落ちたあとに募集要項を読み直して、「そういうことだったのか」と分かったことを書いています。

音楽、美術、保健体育、技術家庭。ここを後回しにした時点で、推薦の土俵から降りていることがあります。

要項に書いてあることなので、知ってはいました。それでも副教科の重みを本当に理解したのは、不合格になってからでした。


1. まず、推薦入試の全体像

高専の入試には、大きく2つあります。

推薦選抜学力選抜
時期1月(学力より早い)2月
中身調査書(内申)+面接など学力検査(5教科が一般的。4教科の高専もあります)+調査書
出願中学校長の推薦が必要誰でも出願できる
落ちたら学力選抜を受け直せます—

2. 🚨 推薦は、ほぼ評定で決まります

高専の推薦入試の配点。調査書(内申・評定)が60〜86%、面接など当日が14〜40%を占めることを示した横棒グラフ

まず、いちばん大事なところから。

高専の推薦は「当日の出来」より「すでに手元にある評定」で大きく決まります。

感覚ではありません。募集要項に配点が書いてあります。配点を公表している高専の令和8年度募集要項から、調査書と面接の比率を並べます。

調査書面接など調査書の比率
901586%
1803683%
1353082%
3509080%
752575%
703070%
27013567%
1456066%
453060%

(各校の令和8年度学生募集要項より。校名は伏せていますが、志望校の要項を見れば同じ表が作れます。配点を公表していない学校もあります)

調査書が6〜9割。面接は1〜4割です。

めぐりん めぐりん

要項を読んでいたので、配点そのものは知っていました。それでも「面接をがんばれば」という気持ちが、どこかにありました。

通知表の入試だと本当に理解したのは、不合格になってからです。


3. だから、推薦対策に全振りしないでください

ここが、この記事でいちばん伝えたいことです。

推薦に落ちたら、学力入試を受けることになります。 つまり——

推薦に全振りして、不合格のときに学力入試を受ける必要がある。 本来、力を入れるべきはそちらです。

推薦の準備に何十時間もかけて、学力入試の勉強が止まる。これがいちばん危ないと思います。

学力で入った子のほうが、強いかもしれません

学力入試は難しいです。本気で必死に勉強して、それで合格した人は、かなりの量をやっています。

推薦で早く合格が決まると、その先の数か月は楽です。でも——入学したときに、差が出るような気がしています。

高専は入ってからが大変な学校です。「必死に勉強しきった経験」そのものが、入学後の力になる。 推薦に落ちたことを、いまはそう受け止めています。


4. 出願の基準は「9教科」が主流でした

高専の推薦入試の出願条件は9教科。国語・数学・英語・理科・社会の5教科に、音楽・美術・保健体育・技術家庭の副教科4を加えた図

推薦を受けるには、まず出願の条件を満たす必要があります。ここが学校ごとにまったく違います。

全国の国立高専の令和8年度(2026年度)学生募集要項を、1校ずつ確認しました。

分かったこと①:ほとんどの高専が「9教科」で見ています

数学・理科・英語だけで基準を満たせる学校は、ごくわずかでした。多くは9教科の合計、または9教科の平均です。

めぐりん めぐりん

「理系の学校だから、理数英ができればいい」——これが私の思い込みでした。

でも考えてみれば当たり前で、推薦は「学力試験をしないで選ぶ」制度なんですよね。だから中学校が出す通知表を、まるごと見る。得意な教科だけを見る理由がないんです。

分かったこと②:見られる学年が、学校で違います

これは本当に知らなかったところです。

  • 3年生だけを見る高専
  • 2年生と3年生を見る高専
  • 1年生から見る高専

5. 「推薦=面接だけ」ではありませんでした

これも調べて驚いたことです。推薦は面接と内申だけ、というイメージでいましたが、学校によっては次のようなものが課されます。

  • 適性検査(数学・理科などの筆記)
  • 小論文・作文
  • グループワーク

推薦だから勉強しなくていい、ということはありません。 志望校が何を課すかで、準備がまったく変わります。



6. 英検は、効くのか

高専の推薦入試における英検の扱い。出願の要件になっている高専と、加点・参考にとどまる高専の2パターンを比較した図

「英検を取れば推薦で有利になる」という話をよく聞きます。私も調べました。

結論を先に書くと、英検を明示的に評価している高専は、ごく一部です。 そして評価のしかたも3種類に分かれていました。

評価のしかた意味
資格点として加点調査書の点数に直接プラスされる
特別活動の評価対象資格取得状況のひとつとして見られる(点数は非公表のことが多い)
出願要件の選択肢一定の級を持っていることが、出願条件のひとつになる

そして多くの高専は、要項に何も書いていません。

めぐりん めぐりん

英検の勉強そのものは、無駄になりません。学力入試の英語にも、入学後にも効きます。

ただ**「推薦のために急いで取る」かどうかは、志望校の要項次第**です。書いていない学校のために慌てて受けるより、その時間を内申に使うほうがいいこともあります。


7. 落ちてから気づいた、いちばんの後悔

ここからは、数字ではなく実感の話です。

我が家の後悔は、はっきりしています。副教科を、最後まで後回しにしたことです。

数学と理科は、本人も好きだったので伸びました。でも9教科で見られるなら、伸びしろがあったのは副教科のほうでした。

もうひとつの後悔は、高専に決めるのが遅かったことです。

めぐりん めぐりん

娘が「高専に行きたい」と言い出したのは、中3になってからでした。

もっと早く決まっていたら、推薦を意識した動き方ができたと思います。内申の取り方、部活や委員会、資格。推薦は「その日に頑張る」ではなく、「それまでに積む」入試なので。

——ただ、これは親の後悔です。本人がどう思っているかは、また別の話かもしれません。


8. 入学願書を出す前に、確認しておきたい5つ

この5つは、すべて募集要項に書いてあります(配点を公表していない学校もあります)。学校説明会で聞く前に、まず要項を読むのがいちばん早いです。


実際のところ、当日は何が起きるのか

ここまでは、募集要項を読めば分かることを書いてきました。配点、出願基準、選抜方法。全部、公開されている情報です。

でも、私がいちばん知りたかったのは、そこではありませんでした。

  • 当日、受付から解散までどう進むのか。待ち時間はどれくらいか
  • 面接で、実際に何を聞かれるのか
  • 作文はどんな形式で、何を書かされるのか
  • 落ちたとき、親は何を言えばいいのか

情報がまったくないわけではありません。でも、具体的なことや、受けたご本人の体験記はほとんどありませんでした。

だから、受けた本人に、あらためて聞きました。

当日の様子や、面接で実際に聞かれたことは、noteのほうに書いています。


まとめ

推薦は、その日に頑張る入試ではなく、それまでに積む入試でした。

そして、その「積む期限」は学校ごとに違います。志望校の推薦の検査日は、国立51校の入試日程一覧で確認できます。

だからこそ、早く知った人ほど有利です。この記事が、去年の私と同じ場所にいる方の役に立てばうれしいです。


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